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どうして家を買うとそんなにも補助金がもらえるの?オーストラリアの建設業

オーストラリア情報
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こんにちは。けいです。

今回のコロナで経済活動が10%以上も落ち込んでいると言われるオーストラリアですが、政府からいろいろなところで補助金が配られていますね。

雇用率を維持するために売り上げが前年度から30%以上落ちたビジネスの従業員へのJobKeeper payment や、求職者へのJobSeeker paymentと呼ばれる厚い手当も有名です。

またのリフォームや新築をした場合にも結構な額の補助金が出ます。

今西オーストラリアでは初めて家を建てる人は最高で$55,000の補助金が支給されるそうです。

どうしてそんなに?って普通思いますよね。

わが家もそろそろ家の購入を考えている身なので、オーストラリア経済と建設業についてちと調べてみたのでわかりやすく説明します。

家を建てる時に政府から支給される補助金まとめ

現在オーストラリアで家を建てるときに支給される補助金は3種類あります。

  1. First Home buyer grant 初めて家を建てる人に
  2. HomeBuilder grant コロナの影響で今だけ中央政府から支給される
  3. Building bonus grantコロナの影響で今だけ西オーストラリアで家を建てる人に支給される

First Home buyer grant

こちらはコロナとは関係なく以前からある補助金です。初めて家を建てる人に州政府から支給され、各州によって額が違い条件も違ってきます。

西オーストラリア州の場合、初めて家を建てる人は$10,000の補助金とStamp Duty(土地にかかる約10%の税金)が免除となり、通常2万ドル以上の補助が出ます。

各州の詳しい金額と条件はこちらで -> 参考サイト

コロナの影響からの補助金

 Federal Government中央政府からの補助金 HomeBuilder grant

中央政府から$25,000の補助金が出ますが、条件がありこれをすべてクリアする人はあまりいないとか、いるとか。。

$25,000の補助金の条件

  • 18歳以上の個人であり、オーストラリアの市民権を持っていること
  • 昨年の収入が$125,000以下で、カップルの場合$200,000以下
  • 今年2020年12月31日までに業者と契約を交わしていること
  • 新築の場合家の値段が $750,000までの家に支給
  • 家のリフォームの場合購入前の家の価値は$1.5ミリオン以下で、リフォームに $150,000以上使わないといけない
  • オーナーがその家に住むこと
  • 契約後3か月以内に登録業者が建設を開始する
    *この補助金には税金はかかりません。

州政府からの補助金

中央政府とは違い、西オーストラリア州とタスマニア州で家を購入する人は建設業をサポートするという目的で$20,000支給されます。

こちらも今年2020年12月31日までに業者と契約を交わしていることが条件となります。

西オーストラリアではFederal Government中央政府から$25,000とStates Government 州政府から$20,000の補助金があり、初めての住宅購入者の場合条件が合う人には最高で$55,000支給されます。

またこれ以外にもStamp Duty(新築の場合土地購入費の約%10)を支払わなくてもよいケースがあるので、実際$70,000ほどの補助が出る場合があります。太っ腹!

詳しくはこちらで -> WA government page

Home buyer grant

建設業はオーストラリアで3番目に大きい産業

ではどうしてそんな大きな額の補助金を出してまで建設業をサポートする必要があるのでしょうか?

オーストラリアの建設業は医療、教育産業に続きオーストラリアで3番目に大きい産業となっています。

また医療や教育などのサービス関連業以外で一番大きい産業となっています。毎年3600億ドル以上の利益を出していて、1350億ドル以上国の経済に貢献しているといわれています。数字が大きくてあまり想像できませんが!

建設業から派生する仕事

また一言で建設業といっても関連事業は多岐にわたり、製造業、小売業、卸売業、金融や保険など強く結びついていて建設業以外への利益も膨大にかかわっています。

最近のIBISレポートによると、建設に携わる個人事業主は国全体で36万人以上いるそうです。

これはどういうことかというと、建設業の仕事は多岐にわたります。家づくりだけ見ても設計、土木、配管、石積、電気系統、大工仕事、造園、家具、家電、法律、会計などなど沢山あるので、仕事が各専門業者である個人事業主や会社に回されて遂行されてます。

建設に関わる人は非常に多く、建設業から派生する仕事は実に多いです

けい
けい

建設業だけで毎年3600億ドルの利益といえども、建設に関わっている他の業種にも大きな影響を及ぼしているので、実際はそれ以上の経済効果ですね。

建設業のGDPは9%

2019年の場合オーストラリアのGDPは1.89兆ドルで世界で14番目の成長率の1.7%でした。

世界のGDP
Source : https://www.austrade.gov.au/International/Invest/Why-Australia/Robust-Economy

そしてそのオーストラリアのGDPを支えている9%は建設業です。

これは建設業のみの数字なので建設に関わっている関連業を足すとGDPも倍以上に増えるのではないかと推測されます。

建設業の雇用率も9%

2019年の場合、115万人が建設業に従事していました。それは全体の9%の雇用率を占めています。

今年初めの段階では2023年までには建設業で約11.9万人ほどの増加を見込んでいたようです。

しかし、これからの3年間で全体の約10%の雇用増加を見込んでいたところに、今回のコロナ騒動が起きてしまいました。

現状

2018年以降建設業のGDPの水位はピークに少しずつ衰退していました。

オーストラリア建設業GDP
オーストラリア建設業のGDPの変化 | 単位 AUD million 億オーストラリアドル

ピークの2018年あたりから3000億ドルも落ち込んでいますね。

現在実際マーケットを見ると土地の値段が1年前より10%以上も値下がっているところもあります。

そして家の値段が下がってきたところに、今回の政府からの補助金が出てきました。

実際、今不動産業はバブルなのだそうです。

先週エージェントの人と話す機会が行ったのですが、6月だけで61件の家を売ったそうで、とってもブーム!と喜んでいました。

これは一時だけのブームだと思われ、補助金が終了した時点でまた建設業の利益は落ち込むことになるのだろうと思います。

今だけ政府からの補助金のおかげで建設業はそこまで落ちることなくやっているという印象ですね。

まとめ せめて建設業をもち直せば少しは救われる

国のGDP約9%と、雇用率約9%の大切な部分を担っている建設業。

そして建設業へのかかわりを持つ仕事も沢山あるので、オーストラリア政府は建設業をまずサポートすることが得策と考えたのでしょう。

来年以降世界的に来る大不況の前に建設業を衰退させないため、今いろいろな対策が出されているそうです。

その一つにオーストラリアへの移民数を増やすことがあります。

移民数が増えれば必然と家の建築数も増える。

計画通りに不況を少しでも救うことができるよう願います。

 

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