こんにちは。 けいです。
ここ数日少し感動したことがありまして、それは何かというと、やっと来月から西オーストラリア州でも「使用済みのドリンクの容器の買い取り制度」が始まります。
子供がいる家庭ではジュースの紙パックや水のペットボトルなどのゴミは沢山出るのではないかなと思います。
わが家では子供は小さいジュースの紙パック、夫はエナジードリンク、外出する時は水のボトルなど、1週間で8-10個くらいのペースでドリンク容器のごみが出ています。
なのでいつも捨てている空き缶やペットボトルを買い取ってくれるなんてありがたい制度です。
10月1日から始まるこの制度をまとめます。
買い取り可能と不可能な容器
買い取り可能な容器は大小関係なく一つにつき10セントで買い取ってくれます。
買い取り可能な容器
飲み物の容器のみ対象となります。
- ソフトドリンクの缶、ペットボトル、ガラス瓶
- 水のペットボトル、ガラス瓶
- ビール、サイダー系の缶、ガラス瓶
- スポーツドリンクやスピリッツ系の缶、ペットボトル
- 1L以下のフレーバーがついたミルクの容器
などの容器です。まとめると、
- アルミ缶、スチール缶、ペットボトル(HDPE/ PET)、ガラス瓶、紙容器
- 150mlから3Lまでのもの
- WAで購入されたもの
不可能な容器
- ワインボトル
- スピリッツ系の瓶
- 牛乳等ミルクのボトル
- コーディアルのボトル
- 1L以上のフレーバーがついたミルクの容器

普通の牛乳の容器は全てだめで、フレーバー付き牛乳だと1L以下ならOKなんですね。慣れないと難しいなあ。
これらのボトルは買取はしてくれませんが、間違って持って行ってしまった場合でもその場にリサイクル用のビンがあるようですのでそのビンに入れてしまいましょう。
よく分からなかったら
リファンドできる容器かどうかよく分からない場合って必ずあると思います。

海外製のドリンク缶とか引き換え可能なのかな?
見分けるヒントとしては、
- 他州でもこの制度をすでに導入している所があるので、容器に「10セント買い取り可能かどうかのマーク」がついているかどうか確認。ついていたら買い取りOK。
- とりあえずリファンド場所へ持っていき、スタッフに確認する。
リファンドできなくても別途設置されているリサイクルビンへ入れて帰ってこれます。

リファンドできる場所
家の近くのリファンドできる場所を確認
Container for changeのサイトから自宅の郵便番号を入れると家の近くのリファンドできる場所と詳細を確認できます。
確認はこちらから( •̀ ω •́ )✧ *WAのみ
4タイプのリファンド場所
リファンドする場所は主に4つのタイプがあり、リファンドの方法は場所のタイプによって違ってきます。
- Bag Drop ドロップオフ、後で振り込み
1. 袋に入れた容器を決められた場所に預ける。
2. スタッフが容器を回収し容器が確認され、金額が決定する。
3. 事前に登録したScheme ID(スキームID)の銀行口座に振り込まれる。
スタッフがその場で確認するわけではないので、口座に振り込まれるまでに数日かかる。
- Depotsその場で現金化
1. 容器を持っていき、スタッフか機械にによって確認される。
2. その場で、現金またはScheme IDの口座へ振り込まれる。
Depotsがある場所にはドライブスルーのBag Dropがるところがあり。
- Reverse vending machines (RVM) マシンへ入れてその場で確認
1. 容器を持っていき、各自でマシンへ入れる。
2. マシンで確認できた容器のみカウントされる。
3. Scheme IDの口座への振り込みまたはバウチャーがその場で発行される。
マシンは容器のバーコードを読んで確認するので、容器が潰れていて読み込めないものは対象外。
- Pop up 定期的に開催されスタッフが回収
1. 毎週や毎月など定期的にスタッフが容器を回収し、その場で確認するか後日確認するかのどちらか。
2. その場で現金か、Scheme IDの口座への振り込みまたはバウチャーが発行される。
どのタイプのリファンド場所でもScheme ID(スキームID)は利用できます。現金の煩わしいやり取りがなく、直接口座への振り込みなので便利です。
こちらのリンクから登録できます。
チャリティ団体への寄付
リファンドする際に自分のScheme IDでなく、チャリティ団体のScheme IDを伝え、寄付することもできます。
こちらのページの“Find a charity to support”のフォームから検索できます。
既にいろいろな分野の団体が登録しています。

これからは学校の新しい資金調達の一つになりますね。
この制度の主旨
今回この制度がなぜWAに導入されたのか、それは他の州でも同じ理由とされています。
- 飲料の容器のリサイクルの促進
- ゴミの削減
- ソーシャルエンタープライズへの参加機会やコミュニティ団体への利益
(ソーシャルエンタープライズとは社会問題に取り組み、コミュニティを改善し、人々に雇用と訓練へのアクセスを提供し、または環境を助けるために取引する企業です。)
雇用の促進 - 既存のリサイクルの収集と活動を補う

雇用が促進されるのはいいことです。
コロナの時期にタイミングよく新しい雇用が生まれてよかったのではないでしょうか。
まとめ
あと2週間弱でスタートするこの1ドリンク容器10セントの容器の現金化ですが、現地の人はSNSで結構盛り上がっています。
リファンド場所によって容器の確認の仕方や支払い方法も違ってくるので、まずは家の近くはどのようなタイプ(Drop bag, Depot, RMV, Popup)なのか、こちらのページから確認が必要です。
わが家の場合車で最短で5分くらいのところにありますが、ショッピングセンターに併設するか、スーパーと共同で長時間運営してもらえたら嬉しいなあと正直思う所もあります。
とはいえまだまだ始めたばかりなのでこれからどんどんやりやすい方向へ変わっていくのでしょう。
まずは今まで家のリサイクルビンへ入れていたものを袋へ入れることを習慣化させたいと思います。
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